なぜNYからイチグウへ

どうも。匿名アシスタントちゃんです。
はい、やってきました!イチグッ突撃インタビュー。略してイチトツ!本日は謎のベールに包まれている武藤に「なぜNYからイチグウに漂流してきたのか」を根掘り葉掘り聞いてみようと思います!

1そもそもなぜNYへ

実は高校時代は早稲田大学を目指していました。とはいえ、高校3年生4月当時の学力だと結構厳しいラインだったので、自分を追い込む意味でも落ちたら他の日本の大学ではなく、海外大学へ行こうと思い、背水の陣で受験に挑みました。海外大学を選んだ理由としては、大学に落ちるとしたら理由は英語とわかっていたからです。正直、他の教科は合格水準にあったと記憶していますが、英語はどうしても苦手で勉強する気になれず、基本的に他の教科を満点に近づける事に注力していました。それほどに英語が苦手でしたし、大嫌いな教科でした。

そんな作戦では受験を突破できず、海外大学へ進学する事となりました。第一言語が英語である国が沢山ある中でアメリカという国を選んだ理由は、アメリカは入学するのが簡単で当時の英語が全くできない自分でも受け入れてもらえるからという事が大きかったです。実際に留学直後は、留学生向けの英語の授業も取っていました。

ちなみにニューヨークを選んだ理由としては、学費や治安面などが大きいです。それにニューヨークといっても自由の女神やタイムズスクエアのある都市部ではなく、夜は街灯もなく真っ暗になるようなド田舎の大学にいました。なので、煌びやかな大学生活を送っていたわけではありません。

2ニューヨーク州立大学ではどんなキャンパスライフを

高校時代とは比べ物にならないくらい勉強の日々でした。学生だから当たり前といえば当たり前ですが、人生で初めてまともに予習復習をして授業に臨んでいました。というよりかは、これまで英語の勉強を避けてたが故に必要な勉強量が増えていたというまさしく自業自得な感じです。

大学ではビジネス系の学部を専攻していたのですが、学部に囚われず様々な授業を選択できたので、興味本位で卒業単位とは全く関係のない色々な授業を取っていました。その中で今の仕事に活きているのは、「写真」の授業と「プログラミング」の授業です。どちらも基礎レベルの内容でしたが、お陰様で簡単なコードを書いたり、写真の基礎的構図についてや編集ソフトの操作方法を身に着けることができたと思っています。当時は将来役に立てようとも思っていませんでしたが、現在では役立つ知識ばかりで、興味を持って取り組んでおいて良かったなと思います。

ちなみに今現在全く役に立っていない授業としては、「映像編集」があります。今のところ、イチグウで映像を編集するような仕事はないのでその知識は活かせていませんが、いつの日にか役立てられたらいいなと思っています。

3海外大学を出てなぜ日本で就職

就職活動当時、特に言語を活かして仕事をしたいという気持ちもなかったので、当たり前のように日本での就職しか考えていませんでした。それに留学生が現地の企業に就職する際に一番の問題でもある就労ビザは、自分自身の力で解決できるようなものではないと感じていました。もし将来的に海外で働きたいと思ったら、日本の企業で海外オフィスのある企業に転職したり、外資系企業に転職すればチャンスはあるかな程度に思っていたので、現地での就職は特に考えていませんでした。

また、日本の就活や、ビジネスマナーに対してそこまで抵抗を感じていなかった事も大きいと思います。海外大学を選択するような人は良い意味でも悪い意味でも、型にはまらないタイプなのかなと勝手に私は思っています。特に自身でその傾向を感じるのであれば、就活の時点で窮屈に感じたりすると思います。私の場合は郷に入っては郷に従えぐらいの感覚でいましたが、そうではなく色々と理不尽さや不満を感じるのであれば、なかなか日本での就職は選択しづらいのかもしれません。

4外資企業での就職は検討していなかった?

日本での就職活動を決めても、日本の企業で働きたい!とか、外資系企業で働きたい!といった枠組みで企業選びはしていませんでした。個人的には、外資企業でも国内企業でも、どちらも一長一短に思えていたため、単純にどちらが自分に向いているとも思えなかったため、必ずどちらかが良いという気持ちはありませんでした。企業の国籍というよりも、どのような仕事を行っているのかや、従業員に対してどのような制度があるのかなどを重視していました。

また、自分が英語を活かせる環境で業務を行いたいという意志がなかった事も大きく関係しているのかなと思います。個人的には留学生活で勿論英語の能力を身に着けましたが、それ以上に様々な経験する中で、色々な事を身に着けられたと思っています。そのため、特に英語を必要とする会社に拘らなかったことがこのような企業選びに繋がっているのだと思います。

5海外大学出身者から見た日本式就活の不

正直、私自身はそこまで不は感じていません。勿論、様々な事情により日本で就職せざるを得ないケースもあるかと思いますが、日本式就活に沢山の不を感じるなら、そのまま現地で就職するのが海外大生だと思います。

それに近年では、オンラインでの面接や就職支援が増えているので、そういったサービスを利用する事で、就職活動における地理的問題は解決されていくのかなと感じています。弊社でも、海外在住者で転職希望者からのお問い合わせもありましたし、住んでいる地域と転職・就職活動の関係はなくなる日が近いのかなと思います。

6海外大学出身者の有利な点と不利な点

国内大学出身だからとか、海外大学出身者だからといった面において有利な点も不利な点もそんなにないと思います。結局はどう伝えるかですし、本人がどう活かしていけるのかにかかっていると思うので。就職は、内定を貰ったら終わりですが、自分の人生はそこで終わる訳ではないですし、内定を貰った企業でどう活躍していくのかが鍵となります。

それでも無理やりにでも挙げるとすれば有利な点は、大学時代に経験してきた事全てなのかなと思います。異国の地で母国語以外の言語で卒業するというのは、中々経験できる事ではないと思います。その点は有利なのかもしれません。

一方不利な点は、就活のために最終学年は時間に余裕が持てるようなカリキュラムを組めないことですね。また、企業と接触できる機会が国内の学生と比べて少ないという事は不利なのかもしれません。

7海外大学在学中の方へ

アドバイスをするとすれば、三点あります。
一点目は日本の就職活動はどうしても一括採用の企業が多いため、在学中に就職をする場合にはかなり周到に準備して挑むか、卒業してからでないと海外大生にとっては難しいと思います。それでも、現在ではインターネット環境が発達し、しっかりと情報を得られる事ができれば、就職活動をする事は不可能ではありません。また、企業側も海外大生への理解が深まり、柔軟に対応してくれる企業も増えています。そのため、一度企業に対応可能か伺う等のアクションを行うことが重要です。

二点目は、日本の就活生が良く聞かれる事で自分に当てはまらない事について、採用側にわかるようにしっかりと説明する準備が必要という事です。例えば、私はゼミや卒業論文という制度がない大学を卒業しました。そのため、ゼミや卒業論文がない代わりに何をしたかなどの説明を準備する必要がありました。海外大生にとって当たり前の事でも、日本の大学を卒業した人事の方にとっては、当たり前でない事も多々あります。そのため、日本の大学に進学した友人にどのような大学生活を送っているのかを聞き、そのうえで自分のキャンパスライフとの差異を洗い出すと良いと思います。

三点目は、SPIなどのオンライン試験への対策です。こちらは、やればやるだけ点数が伸びるものですが、海外大学にいると普段の授業でも大変なのにさらに追加で就活の試験に向けた勉強をしなければならないので大変です。長期休暇中や寝る前の30分など、時間を決めて勉強するといいかなと思います。それか、試験を行わない企業を選択するのも一つの手かなとは思います。

8英語力は活きてる?

直接的にお客様と英語を通してコミュニケーションをするなどはしていませんが、それでも間接的には活きているのかなと思います。例えば、社内で何かサービスの導入を検討する際に、国内のサービスだけでなく、英語圏のサービスを当たり前に試せるのは活かせているタイミングなのかもしれません。また、外国人へのインタビュー調査なども過去に行いました。これは、高校時代の自分にとってはあり得ないことですね。常に英語を使って仕事をしている訳ではないので仕事の幅が広がっていると言えるほどには利用していませんが、たまに役に立っているのかなと思います。

とはいえ、帰国してからめきめきと英語力が落ちている事を実感しているので、そこまで業務で使わないからこそ、日常的にメンテナンスする必要を感じます。やはり、言語は使わなくてはどんどん忘れてしまう傾向にあります。なので、沢山使わないという環境はそれはそれで維持が大変かなと思います。

9日本で働くことの強み

国外で現地語がわかる日本人よりも、日本国内で日本人だけど他言語がわかる人のほうが需要は高いのかなと思っています。海外大学に行く人の少なくない人が、そのまま現地での就職が一番良いと思っているかもしれませんが、案外日本国内で、これまでの経験や強みを活かして働くことは十分に可能ですし、同じような境遇で大学生活を送った同僚というのは社内になかなかいないと思います。そういった意味で、日本で働く事の強みは、これまでの経験全てなのかなと思っています。他の人にはないバックボーンで得た視点や考え方は、必ず活かすことができると思っています。

ただ英語ができる人ならGoogle翻訳やDeepLに頼ればいいわけですし、海外大学を出ていなくても日本語以外の言語ができる人は沢山いるので、言語面だけの強みで勝負していくのは中々厳しいのかなと思います。言語や留学生活の武器に対して、社会人として何を掛け算できるのか大事だと思っています。

あと、とてもどうでも良い事ですが、私にとって重要な日本で働くことの強みは当たり前にお昼ご飯に日本食が食べられることです。留学中もお金がかかるとはいえ自炊をして日本食を多く食べていた自分にとって、これはモチベーション維持の為にはとても重要です。ワンコインで美味しい牛丼やうどんが食べられる環境は、個人的には日本で働く強みだと思っています。

10今海外にいる学生にアドバイスするとしたら

海外の大学にいると、日本の大学生のように大学を通して就活の情報を得られる訳でもないですし、自分から積極的に情報を得なくてはならないため、日本の企業への就職を希望する場合には大変と感じるかもしれません。そのため、日本の企業への就職を目指すのであれば、早めからの準備を心がけることが大切だと思います。特に、キャリアアドバイザーなどの頼れる人間を早めに見つけられると優位に就職活動を進められると思います。試験や課題やプレゼンなど、日々忙しいとは思いますが、少しずつ準備を始められると良いと思います。

あとはとにかく貴重な学生生活を満喫してほしいなと思います。日本国内から海外旅行に行くよりも確実に安く済むので、旅行はとてもおススメですし、現地の友人の実家にお泊まりに行ったりは、日本国内にいては簡単にできません。勿論、学生ビザの所有者として、勉強に励む事も重要ですが、そういった勉強外の素敵な経験をするための時間を沢山作って、実りのある学生生活にして欲しいなと思います。

11さいごに

さて、今日はイチグッ突撃インタビュー、略してイチトツの初回コラムとして武藤にインタビューしてきました。今後も定期的にイチトツを更新していきますので、是非チェックしてください。