イチグウがリモートワークを続けている理由

こんにちは。匿名アシスタントちゃんです。今日はちょっと真面目なお話を。2020年4月に緊急事態宣言が発令されてからリモートワーク(在宅ワーク)を制度として導入したイチグウ株式会社。多くの企業が緊急事態宣言が解除され、通常の勤務体制に戻しましたがイチグウ株式会社ではリモートワークを制度として導入し継続しています。会社内で働き方改革という言葉は聞いたことはありませんが、リモートワークを継続している理由や背景などを代表の星野に聞いてみました。

1リモートワークを導入したときの心境

最初は「仕方なく」ですね。強制的に物理的な出社が出来なくなってしまったので止むを得ずリモートワークを実施したというように記憶しています。不安はありましたが、こういうときこそ一致団結するしかないと思ったのでその想いは伝えるよう意識してました。

実はリモートワークを実施する上でいくつか見ている数字があって、それが悪くなるようであれば緊急事態宣言解除後すぐに平常運行に戻そうと考えていました。

ひとつはコミュニケーションの濃度です。これは社内のコミュニケーションツールのSlackや電話などの回数やレスポンスの速さで見ていました。これがパフォーマンスと相関関係があるかも見ていましたね。

2リモートワークで○○が分かった

自分を律する力があるかどうかです。監視されないと実行できない人間、監視されなくても実行できる人間。パフォーマンスを下げる人間、パフォーマンスを上げる人間。これは間違いなく二極化するだろうなと思ってましたが想像通りでした。

この自分を律する力って普段リアルで関わっていても分かりにくい部分なので、改めて試せたというか、この力があるかどうか知れたのは収穫ですね。

3社員から聞いたリモートワークのメリット

やっぱり一番大きいのは通勤が無いことだと言っています。片道1時間かけて出勤かつ満員電車となるとストレスも疲労も溜まっていきます。これが無いだけでパフォーマンスは向上しそうですよね。私はサラリーマン時代に二時間かけて通勤してたこともあるので気持ちはすごく分かります。

ただ、個人目線とマネージャー目線と経営者目線では感じる部分も異なると思うので、必ずしも社員が感じたメリットがそのまま組織のメリットになるとは限らないということを念頭に置きながら、なるべくパフォーマンスが上がる状態を創っていきたいなと感じました。

4どうやって管理していたか

朝にオンラインで朝会、昼はSlackで状況報告、夕方にオンラインで夕会、そして日報というかたちで報告を義務付けました。

朝会で宣言したタスクが完了しているのか、完了していない場合は何がボトルネックになっているのかを個別MTGの時間を設けてすり合わせをしていきました。そして定期的に実際に実行した形跡があるのかを確認してました。この形跡に関しては、営業管理ツールの行動履歴のチェックやメールのチェックがメインです。実行しているなら自動で履歴が蓄積されていくので、その総量を見て実働の有無を確認していました。

今だから言いますけどこの作業が結構面倒でしたね。そもそも管理ではなく監視に近いアクションなので私の教育指導方針とずれます。でもそれ以外の策が見出せなかったので粛々とチェックしてました。

5リモートワークでも結果を出す人

リモートワークでも結果を出す人はリモートワークでなくても結果を出すというのは前提条件かと思いますが、能動的に動ける人かつ、自分のアクションが正しいのか適切なタイミングで確認できる人は変わらずにハイパフォーマンスかと思います。こういう人は言われなくても「結果を出すしかない」「言い訳できない」という思いが強い傾向にありますから。

そう考えると管理者のマイクロマネジメントによって結果を出せていた人間はリモートワークは不向きかもしれませんね。急に管理下から外された感覚になり、いつも筋道を示してくれた番人がいなくなるので迷子になる可能性はあるかなと。

6実は他社の事例をヒアリングしていた

リモートワークの運営に関しては他社の事例を聞いて回りました。主にリモートワークが上手くいってる企業の事例やリモートワークを導入したものの廃止した企業などの事例を聞いていました。色々聞きましたが、リモートワークでサボる人は会社に出勤してもサボっているという普遍的な事実が見えてきたので、やってみないと分からないし疑いながら管理するのはしたくなかったので最終的には「えい、やー!」でしたね。

7リモートワークで失敗したこと

幸いにも組織が大きくないのでマンパワーで解決できることばかりでした。ただこのやり方では会社がスケールしたときに保たないとも思ったので制度として設けるのであれば明文化と仕組化をしていかなければならないと感じています。

セキュリティ、勤怠管理、などなど。まだまだ課題はあるし改善改良の余地ありです。

8リモートワークルール

イチグウが設けるリモートワークルールは「即レス」「結果及び成果物にコミット」です。リモートワークとフレックス勤務を混同する人がいますが、全然違います。イチグウはフレックス制を設けていますがフルフレックス制ではないためコアタイムは存在します。そのため、その時間帯にコミュニケーションが円滑に進まないと多くの人に迷惑をかけることになります。そう考えると即レスは当たり前に実行していただく必要があります。

結果及び成果物にコミットすることに関してはリモートワークはそこでしか評価できないのでこれも当たり前かなと思います。リモートワークは評価が成果主義になっていきますよね。そこに対して何か不満を言う人はイチグウに合わない、ただそれだけのことです。

9なぜリモートワークを継続しているのか

組織が大きくなる前にこの制度を当たり前にしていきたいからです。なので今弊害があってもすぐ廃止するのではなく改善の方向で動いていきたいと思っています。組織が大きくなってからだと不協和音も生まれやすいので今のうちから当たり前にしていきたいです。

リモートワークが当たり前になればイチグウは渋谷区にオフィスを構えてますが、北海道にいる人も沖縄にいる人も採用できるようになります。海外にいる人も採用できますよね。

リモートワークしていてもサボらずに自分を律することができる人物かどうかは採用要件に組み込んだのですが、そういう人たちの集まりって普通にいいなと思ったので妥協採用しないためにもあった方が良い制度だなと思っています。

10リモートワークは採用ブランディングのひとつ

最初に言っておきますがリモートワーク求人だからという理由だけでエントリーしてきても不採用にすると決めています。「子育てをしながら」「介護をしながら」など自分以外の致し方ない理由である場合は正当な理由かと思うので面接で問題がなければ入社していただく可能性は十分にあります。

世の中に「めちゃくちゃ仕事できるのに育児や介護があって社会復帰できない」という人は多くいます。リモートワーク制度があるだけで、そういう人が活躍できる環境を提供できるのであれば最高じゃないですか?そう考えると、リモートワーク制度って採用ブランディングの一環かなと思っています。他社との差別化という観点でも継続したい制度のひとつです。

11リモートワークを廃止する予定はあるか

無いです。無いからこそリモートワーク制度を廃止しないで済むような整備を続けていく必要はあると思っています。加えて職種やその人物のフェーズによって切り分けないといけないと考えています。今のところは営業はリモートワークを継続するのは難しいと考えています。イチグウはアウトバウンド営業がメインなので出社してもらった方が効率が良いです。あとは教育対象者です。オンライン研修を導入した企業が多くありましたが、教育対象者は不安が溜まっているように思います。加えて管理工数も掛かってくるので管理者負担も大きくなると考えると教育対象者はリモートワークしてもらうことは難しいと考えています。

ただ、会社の規模感やフェーズによってこの辺は変わっていくと思います。 全社員リモートワークというのは理想として持っていますが、リモートワーク制度は会社を良くしていくための制度で誰かを甘やかす制度ではないので、シビアに見ていこうと思っています。

12リモートワークがうまくいってる理由

これはよく聞かれますが制度として完璧ではないのに上手くいってる理由は社員同士がお互いがお互いを理解しているからだと思っています。営業は通常勤務に戻り普通に出勤していますが不平不満は一切言いません。理由はリモートワークでも実働が見えているからです。リモートワークを継続するには経営者と社員の信頼関係だけでなく、社員間の信頼関係も必要不可欠だなと感じています。

あと現実味のある回答としてはオフィス賃料の負担割合もあるかと思います。元々人が多くない組織なのでオフィスも小さいです。だからこそ小回りが効いてるんだと思います。これから拡大して移転のタイミングがあればリモートワーク前提の設計でオフィス選定をしなければならないなと感じています。

13これからの時代はリモートワーク

これに関しては賛否両論ありますし、それぞれの経営方針なのでどっちが正解とかはないと思っています。イチグウとしてはたまたまリモートワーク推奨派になりましたが、強制的に始まったリモートワーク期間で想定以上に不安要素が溜まっていたら間違いなくリモートワークを否定していたと思います。ぶっちゃけギリギリのラインだったかもしれないですが。

ただ、やっぱり何が起こるか分からないこのご時世で「会社に行かないと仕事ができない」は致命的になると考えています。些細なことですが電車の人身事故で駅の改札の前まで行列をなしているビジネスマンを見ると残念に思います。一旦家に戻ったり近くのカフェで仕事すれば良いのに、堂々と時間を潰していますからね。どっからどう見ても非生産的なことはやって欲しくないんですよね。若い会社だからこそ、積極的に新しい試みをしていけるよう心がけたいです。

14これからイチグウと出遇う方に一言

あれ、これは採用目的が最終着地だったんですか?

ここまで読んでくださったということはリモートワーク目的ではNGということはご理解いただけましたよね。ただ、イチグウのミッションは【誰もが自分の人生に夢中になれる社会を創る】です。リモートワーク制度があることにより、このミッションの実現に近づくのであれば本気で取り組む必要はあると感じていますし、そういう思いです。

イチグウのミッション・ビジョン・バリューに共感していただいた方やイチグウが展開している企業のブランディング支援に携わっていきたいと思っている方は是非お会いしたいです!一緒にイチグウを盛り上げていきましょう。よろしくお願いいたします。

15さいごに

リモートワーク制度を導入した理由が分かりました。廃止したくない制度のひとつなので一人一人が意識して良い制度にしていこうと思います。
ちなみに、渋谷区でリモートワーク可(在宅ワーク可)な求人を探してる主婦の方々は募集枠があればチャンスかと思います。代表の星野自体が子供が二人いる経営者なので働くママさんの大変さは毎日見ているようです。環境整備は私たち含め一丸となって進めていきます!
興味ある方はカジュアル面談しましょう。